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そして愛へ 「改訂版」

第1章 そして愛へ 「改訂版」

         8

 きょうは、2018年の1月5日の金曜日です。
 わたしは、愛媛の両親のところへ帰省していました。わたしが今年大学4年生になるので、就職のことなどを詳しく聞きたいと言うのですこし長くいるつもりでした。両親は優しく迎えてくれましたし、帰省していました兄や姉も優しくしてくれました。でも、進さんのように、まずわたしのことを考えて、なんでもわたしを第一にしてくれるということはありません。
 お正月に、家族で楽しく過ごしていましたが、進さんに会いたいなと思いました。進さんが側にいてくれないのが、ほんとに寂しいなと思ったんです。進さんに、優しくセックスをしてもらいたくてたまらなくなったのです。それで、予定より二日も早く帰ることにしました。進さんに電話しまして、きょう帰りますと言ったら、とっても喜んでくれました。
 進さんの家に午後5時に着きました。夕食は、駅前商店街の炭火焼肉店に行きました。わたし、モリモリ食べました。元気をつけたいと思って、モリモリ食べました。進さんも、いつもの食べる量にくらべるとたくさん食べています。アルコールは、最初に生ビールを1杯飲んだだけです。帰ってから、わたし、
 「進さん、愛してほしい」
 「私も、玄関でかおりさんの顔を見たとき、愛したいな
  と思ったよ」
 「嬉しい」

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