
そして愛へ 「改訂版」
第1章 そして愛へ 「改訂版」
3
きょうは、2015年10月10日の土曜日です。
アパートから荷物を持ってきました。ほとんど本と衣服だけですので、進さんが、レンタカーの軽トラックで運んでくれました。タンスや机や本棚はアパートの備品ですので、進さんが買ってくれました。机は、試し期間のあいだは進さんの机を借りていたのですが、新しく買ってくれました。ベッドと布団は、試しの期間を始めるときに、買ってくれていました。
荷物を部屋に入れまして、進さんが、軽トラックを返してきましたら、
「かおりさん。引っ越し祝いに、美味しいものを食べに
いきましょう」
「やったー」
「お寿司は好きですか」
「はい。大好きです」
「じゃあ行きましょう」
進さんといっしょに、お寿司屋さんに行きました。進さんが、よく来ているお寿司屋さんみたいです。進さんが、お造りと冷酒を注文しました。わたしに、お酒を飲んでみますかと言いました。このお寿司屋さんのお酒は、美味しいよと言いました。わたしは未成年なのに、お酒をすすめるなんて。でも、進さんはそんな常識みたいなのを、気にしないという生き方をしています。
「お酒をすこし口に含んで味わってみて、自分にはあわ
ないなと思ったら、出したらいいですよ」
「はい」
「美味しいと感じたら、飲めばいいですよ」
「そうしてみます」
きょうは、2015年10月10日の土曜日です。
アパートから荷物を持ってきました。ほとんど本と衣服だけですので、進さんが、レンタカーの軽トラックで運んでくれました。タンスや机や本棚はアパートの備品ですので、進さんが買ってくれました。机は、試し期間のあいだは進さんの机を借りていたのですが、新しく買ってくれました。ベッドと布団は、試しの期間を始めるときに、買ってくれていました。
荷物を部屋に入れまして、進さんが、軽トラックを返してきましたら、
「かおりさん。引っ越し祝いに、美味しいものを食べに
いきましょう」
「やったー」
「お寿司は好きですか」
「はい。大好きです」
「じゃあ行きましょう」
進さんといっしょに、お寿司屋さんに行きました。進さんが、よく来ているお寿司屋さんみたいです。進さんが、お造りと冷酒を注文しました。わたしに、お酒を飲んでみますかと言いました。このお寿司屋さんのお酒は、美味しいよと言いました。わたしは未成年なのに、お酒をすすめるなんて。でも、進さんはそんな常識みたいなのを、気にしないという生き方をしています。
「お酒をすこし口に含んで味わってみて、自分にはあわ
ないなと思ったら、出したらいいですよ」
「はい」
「美味しいと感じたら、飲めばいいですよ」
「そうしてみます」
