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【常緑樹林】

第2章 【みどりに問うなかれ】


光が髪に透けて
夏の空を切り取るとき

泣きたいほどのみどり
君の町にあふれる

信じている? 信じてない?
それはつまらない問題

言葉よりもきれいな花
君に見つけてあげる


未来も耳も水も
すべて意味を失うとき

迫力のあるみどり
君の町をのみこむ

忘れている? 忘れてない?
それはつまらない憶測

真実より強い愛を
誰も見つけていない
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