
刑事とJK
第51章 有人島サバイバル
それからシーザはいろいろと英語で質問してきた
王様だから、少し教養があるのだろうか?
つたない英語だし、表現だって中学生レベルくらいまでしか知らなさそうだが
話が出来る人がいて、ゆうひは少し安心した
それにしても…さっきこいつ、ふざけたこと言ってたな…
"僕の新しいお嫁さん"
ですと…?
あたしが?
お嫁さん??
なるわけねぇっつーの!!!!
『あ、シーザ…』
〔?〕
『Where…えっとー…two men?(どこ…えっとー…二人の男)』
あたしの英語力の方が乏しい…
シーザは少し考えたが、首を横に振った
『I want to meet them !!(会いたいの!!)』
〔……〕
それでもシーザは首を縦には振らない
『…Why?(何で?)』
シーザはゆうひの頬に軽くキスした
『!!!?///』
ゆうひはキスされた頬を押さえる
シーザはそのまま、ゆうひの上に被さるようにしてきた
『や、やめっ…!!』
〔テクペッ〕
シーザとは違う、幼い声が聞こえた
シーザとゆうひはそっちへ顔を向けた
そこには、幼い子供
そして
南たちの姿…!!
『南さん、シゲ!!
飛鳥さん!!』
ゆうひは嬉しくなって叫んだ
「あれ!?
ゆうひちゃん、何でこんな所に!?」
南は目を剥いた
「ってか、ゆうひちゃん何その格好…」
『無理矢理着せられたのー!!』
小さな子供は、シーザに何か伝えている
それを聞いたシーザは、また優しく笑って
南たちを見た
