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扉を開けて AN

第2章 初めての恋



髪に触れられたのがくすぐったいのかな、と思いつつ
いたずら心が湧いて その手の中に
自分の手を滑り込ませる

まーくんは安心したようににっこり笑って
俺の指をきゅ、と掴んだ

その笑顔にきゅーんと胸が締め付けられ
ずっとこうしていたい!と
俺の方からも そっと握り返した瞬間


「・・行かないで・・・傍に居て・・・」


小さく囁かれた言葉に ドッキーーーン!
心臓が止まりそうになって
慌てて指を引き抜いた






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