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会社での出来事

第3章 3

私は笑顔で会釈して、資料を届けに来たことを伝えた。営業課の課長は気難しそうな顔をしてお茶を飲んでいる。

「俺が渡してきてやろうか? 」

松岡さんはさっと私の手から資料を取るとパラパラとめくり始める。先輩に見てもらいながら作った資料なのでおかしいところはないと思うが……。

「へぇ、いいやん。優子ちゃんも成長してきたねぇ」

にやにやと笑いながら資料をパタパタと振る彼。私は少しドヤ顔をしてみる。その顔が面白かったのか松岡さんはプッと吹き出した。

涙を流して笑う彼。すると、後ろから先輩が声をかけてきた。

「松岡、仕事中にナンパしてんじゃねーよ」

先輩の声だった。ムスッとした表情は決してふざけてる訳では無いらしい。それでも、松岡さんは怯むことなく笑いながら先輩の肩を叩く。

「悪い、悪い、お前のお姫様を独占するつもりはないから安心しろ」

お姫……様??意味が分からず思わずキョトンとすると先輩は少しだけ顔を赤らめて、松岡さんを追い払う。私に向き直ると、耳元でおいでと言われた。

そのまま、彼の後ろについて行くと連れ込まれたのは会議室。彼は空きから使用中に変更してドアを開けた。私も中へと入る。

そのあと、後ろ手で、鍵を閉めて私の腰をいきなり抱いた。

「せ、先輩……?? 」

仕事中ですよ??と続けようとした時、首筋に吸いつかれた。

甘い快感よりも吸われた時のちくりとした痛みが脳髄を駆け巡る。不快な痛みではなく、甘い痛み。しばらく、吸い付いていたかと思うとスっと離れた。

そして、首筋に触れて満足そうに笑う。私はスマホの鏡で首筋を見るとそこにはクッキリとしたキスマークが付けられてた。

髪の毛で隠せる範囲ではあるが油断すると見られてしまう位置でもある。

そのまま、また。抱きすくめられ唇を吸われる。彼の背中にしがみつき、されるがままにしていた。


角度を変え何度も何度もKissをされる。


そのうち、舌を差し込まれまた、口内を犯された。彼は私を抱きしめたまま机の方に向かうとそのまま押し倒す。ブラウスをまくりあげ、下着を露わにすると、そのまま鎖骨部分に舌を這わせられる。声を出すと、バレると思い喘ぎ声だけは必死で飲み込んでいた。

2人の心臓の音が重なり合う。ドクン、ドクン、ドクン、彼は下着の中に収まってた乳房に視線を移すと、そのまま引き出すように手を入れた。

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