テキストサイズ

いろんなシチュエーションで...

第5章 ただの幼なじみ

「泣きすぎ」

「だってぇ…あんなの悲しすぎるでしょ」

「……」

 しばらく沈黙が続く。あ、今から始まる。


 今日は私から。

「ゆう」

「ん?」

キスした。
この始まりの合図でお互いスイッチが入る。何も言わずキスを返される。キスを返しあって、だんだんお互いに唇を求めて深くなる。舌なんてもうとっくに入ってる。

 何も言わずお互いのタイミングで、キスをしたまま立ち上がり私をベットの上に乗らせて向かい合う。

「……」

 無言で見つめ合う。何を想ってるのか伝わる。口に出さないけどお互いを欲してる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ