
一途とは 続編
第2章 受験
理系の成績は落ち込むばかり
親との関係も元々悪かったのにさらに悪くなり
私は精神的にも辛く、それを和らげてくれていたのが山口tだった。
塾で様々な先生とお話しすることは息抜きだったし
心の助けになっていた
決断せねば。
私は絶対に文系の方が良い。
まずは、人を馬鹿にする、冷たい担任に言いに言った
「おお、そうか
頑張れ」
これだけだった。
大嫌いな先生だったしね。
別に気にしない。
先生って、今の成績に見合わない大学を生徒から提示された時の態度がとてつもなく冷たい人が多い気がする。
私の友達はそれで先生に馬鹿にされ蹴落とされたが、その時無理だと言われていた大学に見事合格した。
さぁ、塾に言いに行こう
山口t、池田t、吉岡t
あんなに頑張ってくれたのに申し訳ない。
山口tに言いに行くと意外とあっさり
そうなんですねと驚いたような笑ったような表情をされた
それだけだったかな?
大して怒ったりがっかりされたりもない。
期待は、していたとは思うんだ。
あれだけ怒られたし
でも、さっぱり理系の道を諦めて
あぁ、そうだったんだね
みたいな
何か、物事を当たり前のように
受け入れることができる
そんな人。
珍しいよ。
でも、これからもずっと話していきたい
塾を辞めるわけじゃないし
