
一途とは 続編
第1章 りょーやと
なんだか、私は本当に山口tのことを好きになってしまったようだった。
早くりょーやとお別れせねば。
もう、中途半端にはいられない。
『今日の学校帰り、あの駅で待ち合わせね』
『分かった!俺ラーソンのあの席で待ってるね〜』
ごめんね、りょーや
全く勘付いてないよね、そんなこと当然のことか
ごめん、でも、やっぱ難しいんだ
あの人に対する気持ちが、深くてどうしようもなくてさ
今までこんな風な気持ちにはなったことがないんだ。
りょーや。
そんな外見は可愛いフォルムなのに、中身は意地悪な酸っぱさのレモンのような感情を抱きながら私はメールを送った。
こんなことしかできないんだ
