
🕯️悪夢の神様🕯️
第19章 ダイバーの役割
俺と岳さんは家を出た――――…
「すんません…なんか巻き込んじゃって…」
「は?巻き込まれてんのは…お前の方だろ?…未來ちゃんは俺の奥さんの姪だぞ?家族――――…変な話し…お前は他人だ…なんでここまで…」
改めて言われると…何だか寂しくなる。
「そうっすね…俺は他人です――――でも、見ちゃったら…ほっとけないです…。悪夢もビジョンも…俺と未來ちゃんは繋がってるんです…いやってほど」
そう、俺は――――未來ちゃんの見えているものが見える…唯一の人間…。
知らなかった――――…何て言えない。
「それに――――…ど~しようもないほど…未來ちゃんに惚れています…離れたくない…///」
俺は岳さんの運転する車に乗り込み…深呼吸をした。
「最後の告白――――…未來ちゃんに言え…キモイ」
岳さんは俺の決意を笑い…そういった。
