
🕯️悪夢の神様🕯️
第2章 命の恩人!?
「住まわせたいのは山々なんだが…婿養子の肩身の狭い俺に権限はない!――――現代のマスオさんなめんなよ…」
「――――楷書無しの極みっすね…いや、それでも…こうやって気にかけてくれるだけでもありがたいっすよ」
俺は、膝枕でスヤスヤ眠る未來ちゃんを見つめ微笑んだ。
「消防や警察に相談するっすよ……このあとアパートに行ってきます――――探したものも…あるので」
「そうか――――…何かあったらいつでも連絡しろ」
とりあえず…爺さんから渡された花鋏(はなばさみ)を探さなくては…。
流石に…あれは焼け残ってるだろうから…。
「う――――…う…///夕方…?」
膝枕で寝ていた未來ちゃんの頭が動く!
ゾワゾワっと///性感近くでもぞもぞ動かれると///腰がしびれる!
「///おっふ///」
「――――だから、気持ち悪いって…」
店長は、俺の鼻の下が伸びきった顔を見て呆れる。
「――――……!?」
「おはよう未來ちゃん!朝だよぉ~!夕方じゃぁ~ないよぉ~」
俺の膝の上で真っ黒な瞳をこれでもか!!っと、見開いた未來ちゃんの表情を上から見下ろし微笑んで見るも――――…
未來ちゃんの表情は、さっきと全く変わらぬ…見開き驚き顔!
