
🕯️悪夢の神様🕯️
第7章 勇気の結末
未來ちゃんは何かから逃げるような体勢で飛び起きた!
「///ハァハァ…ハァハァ…え?」
「“え?”って……凄い魘されてたけど?大丈夫?」
しかし、飛び起きたその状況を理解していないみたいで…「ん?」と、俺の顔を見つめる。
「///あれ?――――え?私…夢…みてた?」
「は?た…多分……魘されてたし……逃げてた」
そう――――“逃げていた”が、正しい表現だ!未來ちゃんは何かから逃げていた!
「今の今だけど――――…覚えてないの?珍しい…ね?」
「///お、覚えてません――――おかしい…こんなこと…今までになかった…」
確かに、確実に夢を覚えていて…ノートに細かく書き写せるほど――――未來ちゃんは夢記憶の強い子だ!
