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スタマイ BL (R18)

第2章 山﨑カナメ×桐嶋 宏弥

ソファーの本を読みながら、九条さんたちの帰りを待つ。

「カナメ」

「なに?」と俺は答え、本から顔をあげる。

そうすると声の主は俺の隣に座った。

「ちょ…んっ」

声の主は俺にキスをする。

「だめ…宏弥くん」

俺の言葉を無視して、シャツの中に手が入り、俺の乳首に触れる。

俺の手から本が滑り落ちる。

俺の体はビクッと反応するが、「宏弥くん!!」と強く言った。

すると宏弥の手は俺のシャツの中から離れた。

「ごめん」と悲しそうな目でこちらを見つめる。

「俺もごめん。けど 誰か帰ってきたら…」

「そうだよな」と宏弥は言うと部屋を出ていった。

「宏弥くん!」と呼び止めるが、その時にはもう居なかった。

宏弥が居なくなったとたん、雨が降り始めた。

ピカっと白い光がひかると、ゴロゴロドーン大きな音が聞こえた。

「雷…」

俺は本を拾い上げ、テーブルの上に置く。

そして、いきなり降り始めた雨を眺めた。



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