
となりのにぃに
第19章 中学1年、高校3年
この日の夜、敬人から電話がかかってきた。
「もしもし、今大丈夫か?」
「大丈夫だよ! どうしたの?」
「ん、今週の日曜日だけどさ、みりかに予定がなかったら家来る?」
思いがけないお誘いに鼓動が早くなるのを感じた。
「…いいの? 敬人忙しくないの?」
「大丈夫だよ。俺がみりかの家を出る日、みりか、泣きそうになってただろ? 気になってさ…」
気づいてたんだ…
「…バレてたんだね。 やっぱり寂しかったから。遊びに行っていいなら行きたいな」
「じゃあ決まりだな。俺がみりかの最寄り駅まで迎えにいくから、一緒に行こう。おばさんにそう伝えといてくれるか?」
「え? いいよ! 1人で行けるから敬人は家で待ってて」
「ダメ! 何もせずに家で待つなんて心配だろ? 俺が行ける日は迎えに行くから。いいな?」
過保護だなぁ(笑) でも、こうして心配してもらえるのも嬉しかったりするんだ。
「わかった。じゃあ、駅で待ち合わせね」
「ん、時間とかまた連絡するから。遅くに電話してごめんな。 早く寝るんだぞ」
「はーい。日曜日楽しみにしてるね。おやすみ」
「ん、おやすみ」
スマホの通話終了の画面には、通話時間5分と表示されていた。
話した時間は短いけど、今すごく満たされた感じがする…
その後、しばらく電話の余韻に浸ってからママに日曜日のことを報告しに行った。
迎えに来てくれることを伝えたら、笑いながら
「敬人くんらしいわね。みりかはこんなに敬人くんに大切にしてもらえて良かったわね」
と言っていた。
そしてもちろんOKをもらえた。
「もしもし、今大丈夫か?」
「大丈夫だよ! どうしたの?」
「ん、今週の日曜日だけどさ、みりかに予定がなかったら家来る?」
思いがけないお誘いに鼓動が早くなるのを感じた。
「…いいの? 敬人忙しくないの?」
「大丈夫だよ。俺がみりかの家を出る日、みりか、泣きそうになってただろ? 気になってさ…」
気づいてたんだ…
「…バレてたんだね。 やっぱり寂しかったから。遊びに行っていいなら行きたいな」
「じゃあ決まりだな。俺がみりかの最寄り駅まで迎えにいくから、一緒に行こう。おばさんにそう伝えといてくれるか?」
「え? いいよ! 1人で行けるから敬人は家で待ってて」
「ダメ! 何もせずに家で待つなんて心配だろ? 俺が行ける日は迎えに行くから。いいな?」
過保護だなぁ(笑) でも、こうして心配してもらえるのも嬉しかったりするんだ。
「わかった。じゃあ、駅で待ち合わせね」
「ん、時間とかまた連絡するから。遅くに電話してごめんな。 早く寝るんだぞ」
「はーい。日曜日楽しみにしてるね。おやすみ」
「ん、おやすみ」
スマホの通話終了の画面には、通話時間5分と表示されていた。
話した時間は短いけど、今すごく満たされた感じがする…
その後、しばらく電話の余韻に浸ってからママに日曜日のことを報告しに行った。
迎えに来てくれることを伝えたら、笑いながら
「敬人くんらしいわね。みりかはこんなに敬人くんに大切にしてもらえて良かったわね」
と言っていた。
そしてもちろんOKをもらえた。
