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となりのにぃに

第13章 両親が不在

ベッドに入ると雷がやたらうるさかった。



「ゴロゴロうるせえなぁ、寝にくい」




ボソッと言って、気合いで寝る準備に入った。



ゴロゴロ… ビッカーン!!



うるさい。




ベッドで何度も寝返りをうっていると、静かにドアをノックする音が聞こえた。




「敬人、敬人ぉ、起きてる?」




みりか!?




「起きてるよ、入れよ」



ドアが開いたら、泣き顔のみりかが入ってきた。




「お、おい… どうした!?」


「雷… 苦手なの… お願い… 収まるまで敬人の部屋にいさせて?」


「あ、あぁ、良いけど… お前雷無理なの?」


「無理~(泣) 」




ガラガラガラ…




「やぁ…(泣)」


「大丈夫だから、ここにいろよ? 落ち着け!」




そういえばみりか、ガキん頃も雷鳴ったらギャン泣きしてたな。 変わんないな。



そんな事を思ってると




ガラガラガラ、ビッシャーン!!

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