無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

いまは、満ち足りた幸せな大学生活と芸術とセックスを楽しんでいるのだろうと、私は勝手に思っていたのだが──

彼女が私の部屋を訪ねた理由──それは悩み相談だった。

彼がバレエのスタイルで、できればレオタード姿で、セックスしたいと言いだしたそうだ。

痛みと緊張で意識を失ったロストバージンのあと、20回ぐらい追体験し、ようやくセックスを気持ちいいと感じられるようになったのに、いきなりハードルを上げられてしまったわけだ。

今のところは普通に全裸で、大きく開脚させられたり、必要以上に屈曲されて受け入れる体勢にされてばかりだが、今のところ正常位（ベッドに彼女の背中がついていれば正常位と定義するらしい）の位置関係を逸脱したことは一度もない（そうだ）。

膝立ちのフェラやまんぐり返し(！)のクンニのあとも正常位に戻されるし、
最大の屈辱の四つんばいで受ける、気まぐれなお尻叩きのあとでさえ、そのままの形で結合したことは一度もなかった（そうだ）。

そういうことなら、ちょっと、やっかいかも。

正常位の次がいきなりヘンタイ願望とは、私でも、引く。

ヘンタイに至るまでに段階があると私は思う。