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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第68章 お父さんとお母さん

-五条side-




五母「ひなちゃん、元気そうでよかったわ。」



「ここのとこな。ちょっと前に、鉄剤飲めなくなってフェジン打ってたんだけど、それから調子良くなったな。顔色もいいし、本人も身体が軽いって。」



五母「そう。喘息も大丈夫なの?」



「あぁ。喘息はしばらく出てないよ。」



五父「向こうで心配してたが、顔見たら安心したよ。大きくなったけど昔のひなちゃんそのままだな。面影はしっかり残ってる。」




そう言いながら、親父もお袋もキッチンで水を飲むひなを、あの頃と同じ優しい顔で見つめてる。




「2人とも腹減ってる?寿司でも頼もうと思ってるんだ。日本食恋しいだろ?」




なんだかんだでもう17時。

2人もひなも疲れただろうから、早めに休ませたい。




五母「あら!いいわね、お寿司。ひなちゃんは食べられるかしら?」



「ひなは好き嫌いそんなしないから大丈夫だ。まぁ、寿司は初めて食うけどな。」



五父「ひなちゃん寿司食べたことなかったのか??」



「あぁ。本人が記憶にないって言ってたし、俺も生ものは食べさせないようにしてたから。とはいえ、鳥刺しや生牡蠣なんかさえ避けとけば、別に食べても問題ないなんだがな。」




ということで、今日はちょっといい寿司屋のデリバリーを頼んだ。


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