
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第60章 治療再開
宇髄「よし。ひなちゃん、そしたら治療に移ろうか。」
治療…
その言葉に一瞬で身体が凍りつく。
宇髄「椅子動くからしっかり掴まってて。」
と宇髄先生がスイッチを押して、ゆっくりと脚が開かれていく。
この体勢にされちゃうと、もう逃げられない感じが怖くて仕方ない。
きっと、ここから自分の力で起き上がったり、椅子から降りるのは無理だからだろう。
あそこだって、閉じたくても閉じれないし、隠したくても隠せない。
そんなこんなで、また身体が小刻みに震え出した。
藤堂「脚開くと緊張しちゃうよね。深呼吸しようか。」
と隣にいる藤堂先生が一緒に深呼吸してくれる。
宇髄「ゆっくり始めるから心配しなくていいぞ。先に消毒するな。」
と冷たい脱脂綿をあそこに当てる宇髄先生。
ビクッ…
藤堂「大丈夫、大丈夫。」
藤堂先生が優しく肩に手を置いて、柔らかな声で包んでくれる。
