
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第104章 2度目の誕生日プレゼント
もう、自分はバカみたいに大きいひと口で食べるじゃん。
まったく、いつもいつも人に言っておきながら。
むむぅ…
五条先生が部屋を出た後、心の中でぶつぶつ言いながら、言いつけ通りに小さくしたケーキを口の中に入れる。
工藤「ははっ。可愛いなひなちゃん。」
「えっ??」
工藤「人には少しずつ食べろって言ったのに、五条先生は残りのケーキひと口で食べたって。なんなら、残ってるケーキもらおうと思ってたのに食べて行っちゃったって、そう思ってない?」
なっ…!ば、バレてる…!
工藤「ひなちゃんは全部顔に出るからわかりやすいな。頬っぺた膨らんでるぞ?」
「だ、だって…!五条先生いつもそうなんです。わたしにはああだこうだ言うのに、自分は言ってることと違うことするんですもん。どうしてわたしは怒られるのか…。」
宇髄「ははっ。でも、そんな五条先生が大好きなんだろ?」
「えっ?」
