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だから愛して 「改訂版」

第1章 だから愛して 「改訂版」

         10

 智さんは、わたしの愛の露を飲んだあと、またあそこを舐めてくれました。
 あそこの下のほうから、クリトリスの手前までを、ゆっくりゆっくり優しく優しく、舐めてくれるのです。
 そして、あそこの上から下へと、舐めてくれます。
 その往復を、なんどもなんども、続けてくれます。
 しばらくそんなふうに舐めてくれていましたが、智さんの舌が、あそこの上のほうに行ったとき、ペロッとクリトリスのさきを舐めたのです。
 わたし、思いがけなかったものですから、おおきな声で、
 「アーッ
  イイ」
 と言ってしまいました。
 でも、智さんは、そのあと、クリトリスのさきは舐めずに、まわりだけを舐めるのです。
 クリトリスの筋みたいなところを、舌を左右に動かして舐めています。
 それでも、あそこを舐めてもらうよりも、ずっとずっと気持ちいいのです。
 ますます、愛の露が溢れている感じです。
 智さんが、クリトリスのさきのほうを舐めました。
 わたしはまた、
 「アーッ
  イイ」
 と言ってしまいました。
 ほんとにほんとに、気持ちいいのです。
 智さんは、クリトリスに舌をほんのすこしだけ触れまして、上下に左右に優しく優しく、クリトリスのさきのほうで舌を滑らすように舐めてくれるのです。
 わたし、気持ちよくて気持ちよくてたまらなくなりまして、泣きだしました。
 両方の手でシーツをギュッと掴み、胸をくねらせ、足を突っ張り、足の指を反り返らせるようにして、おおきな声で泣き続けました。
 智さんが、優しく優しく舐め続けてくれますので、ほんとに気持ちよくて気持ちよくて、もうどうかなってしまいそうです。
 「智さん
  わたし
  もう
  イッちゃう」
 と叫んで、腰をおおきく浮かしました。
 腰を浮かすと、智さんの舌が、クリトリスから離れてしまうかもしれないのですが、あまりの気持ちよさに、からだをくねらせたくて、腰もそのままにしておけなくなってしまったのです。
 智さんが、わたしの腰を両手で押さえました。
 そして、クリトリスを優しく優しく舐め続けるのです。
 舌は、優しく優しく舐めてくれているのですが、両手はわたしの腰を、しっかり押さえています。
 わたしは、動きをとめられて、
 「ウワーン
  ウワーン」
 と、さらにおおきな声をあげて泣き続けました。

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