
溺れるまでしたい
第5章 本当の気持ち
「あゆ、風呂いこ」
唇を離し傑に言われる。
言われた通りに風呂場に行き、あたし達は何度もキスを交わした。
重なり合う舌。
唾液の音が風呂場に響く。
必然的に離れた唇。
そしてあたしはもう一度、口を開いた。
「好き。傑が好き」
なのに傑は口角を上げて微笑むだけで。
「ねぇ?傑。好きだよ、傑が好き」
「言わなかったっけ、俺。あゆは俺じゃなくて、俺とのセックスが好きなだけ」
「違うよ。そりゃあ傑とのセックスは好き。でも傑が好きだから」
「俺はこのままでいいと思ってる」
「それって、セフレって事だよね?」
「そう。それで十分じゃね?それが嫌ならもうこの関係も終わりにするけど」
意味がわからなかった。
だけど、そんな事は当たり前に嫌で、あたしは首を振る。
傑と出来ないなんて嫌。
そんなの嫌だから。
「ほら、足広げろよ」
風呂場のフチに腰を下ろし、あたしは両足を広がる。
広げると傑は指でクリを撫でた後、マンコの中に指を挿れてきた。
動かすたびにクチョクチョと音が聞こえる。
