
❇️片暉の残照❇️
第13章 初めての晩餐会
「“奇跡の王”よ――――…身体は多少…弱いみたいだけど大丈夫みたい…
だから、妃を取らないと…公言しているのよ。歴代でも初めてみたい――――妃を取らない王様って…」
私は、美しい姿でいまだに謁見の挨拶をうけるレンティス王が気になって…目で追いかける。
「――――ミュトロン領土に恋人がいるって…一時期噂があったけど…///今ではその噂も懐かしわね…」
――――ミュトロン…領土に…
あそこは、ミュトロン公爵様が大きくしきっているが…農村領と言うだけあって…貴族や王族は土地を置かない…と、習った…。
「もしかして――――…農村の誰かだったのでは?///身分差の恋人?」
「///フフフ――――まるでおとぎ話の恋愛話ね…」
