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ブラコンですが、なにか?

第13章 Holiday of Kazunari②

「んっ……ぁっ」

そしてその指はスルりと口内に侵入し、掻き回す。

その指の動きはまるで俺の中を解かす時の様。

その間に反対の手は器用に俺のベルトを外し、下着ごと下ろされて外気にさらされる。

『これだけあれば大丈夫かな?』

唾液をべっとり纏う指をまじまじと見つめる翔にぃ。


その指がどこに伸びるかは容易に想像できる。


「んあ…っ」

蕾に自身の唾液を塗りたくられると、プスッと指が入ってきた。

そして裾から服の中に入って来た手が胸の飾りの尖った先を爪で弾いた。

『人が入ってくるかもしれないがら、ちょっと……急ぐね?』

「ああ…っ、まっ…て!」

快感に支配されつつある僅かな理性で制止しようとしたけど、翔にぃはグイグイと中を押し広げながら、指を一本増やした。

そして簡単に見つけられたいい所に、容赦なく刺激を与える。

『声っ、抑えろって!』

「やぁぁっ、無理っ!」

止めたくても勝手に声が漏れる。

『可愛すぎんだろーが!』

噛みつくように唇を塞ぎ、声が漏れるのを止めてくれた。


でも声を出せない分、吐き出せない快感は身体の中に蓄積されていく。


「ああっ、しょっ、翔…にぃ!」

唇が離れた瞬間、思わず翔にぃに助けを求めた。

『イきそう?』

俺はコクコクと何度も頷いた。

「んあ…っ」

でもあとひと刺激というところで、翔にぃの指が俺の中から抜けた。

「イかせたかったけど……さすがにこれはまずいからな」

そう言うと翔にぃはスーツとシャツのボタンを外して前をはだけさせた。

「あ…っ」

その行動の意味がわかると、火照っていた身体が一段と熱くなる。


スーツ、汚すとこだった。


『和也……』

目線を外している間に翔にぃの姿はズボンは下着ごと下ろして、片方の足にしか引っ掛かってない状態。


そしてなぜか便座に座ってる。


『おいで?気持ちよくしてあげる』

俺の中が何もしてないのに上を向く、翔にぃのモノが欲しいと疼く。

「気持ちよく……して?」

俺も片方の足を下着ごとズボンから抜くと、翔にぃの足に跨がってゆっくりと腰を下ろす。

「ああっ、深い…っ!」






『ナラタージュ』のシーンのように今日も俺……愛されてます♡
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