
菜摘と瑠花の日常♪
第3章 修学旅行1日目
二人で小さな浴槽に浸かる。
「でもよかったねー、」
菜摘が突然ニコニコと話し出した。
「何が?」
「1日目だけでも、
洗い場が横にきちんとあるお風呂で。
ホテルって普通浴槽でシャワー浴びるんでしょ?
隣がすぐにトイレになっててさ」
「うん、そうだよ?」
瑠花は菜摘の発言に対し、当たり前のように頷いた。
「そういうの、
2人で入りづらいじゃない」
菜摘は瑠花の方をぱっと振り向き、見て、ニコッと笑いかける。
そんな少しいたずらっ子のような菜摘の笑顔を見た瞬間、瑠花の胸はどきんと高鳴った。
