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｢瑠花、ただいま♪｣


にこにことした表情で菜摘が帰ってきた。


｢あっ、
菜摘おかえり｣


｢どーもー、｣


舞ちゃんが部屋の奥からこっそり顔を出した。

菜摘は舞ちゃんの姿を見た瞬間、とても驚いた表情を見せた。


｢え、舞ちゃん！｣


｢やっほ！
お邪魔してます♪｣


｢いえいえー｣


｢菜摘ちゃんも
久しぶりだね♪｣


｢そーだねっ。

あっ、もうすぐ先生回ってくるよ！
部屋長会のあとすぐ回るって言ってたからヤバイかもしんないよ｣


そうすらすらと話す菜摘の目は舞を睨んでいた。


｢えっ！
そーなの!?
ありがとう！
じゃ、瑠花ちゃんお邪魔しました〜｣


｢あ、じゃあねー｣


瑠花は逃げるように去る舞を少し不自然に思いながらものんきに手を振った。