無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　　　　　　　　　２３

　「なんだか
　　セックスの話ばかりに
　　なりましたが
　　ごめんなさい」
　「いえ
　　先生のセックス感を
　　もっと聞きたいです」
　「では続きを
　　話しましょうか」
　「はい」
　「これから話すことが
　　もしセクハラと思ったら
　　すぐに言ってくださいね
　　そんなことは
　　言わないように
　　注意して話すつもりですが
　　女性は
　　誰でも
　　性欲があるというのは
　　納得できるでしょう？」
　「はい」
　「三崎さんにも
　　性欲はありますよね」
　「もちろんです」
　「それを
　　抑えようと
　　努力していますか？」
　「いえ
　　とくに意識したことは
　　ありません」
　「性欲を
　　強く感じたことがない
　　ということでしょうか」
　「そうですね
　　そんな感じです」
　「すこし
　　言いよどみましたね」
　わたしは、正直に言いますとセックスをしたいと思うときはあります。
　でもそれは、具体的にどの人というのではなく、ぼんやりと憧れるというか、小説の性描写のところを読んだ夜などに、セックスはいいものだろうなと思いまして、してみたいと思うだけです。