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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第13章 襲われて…

あたしは学校に行けなくなった。



美咲ちゃんは、あたしと口を利いてくれなくなった。



あんな目に遭ったんだから当然だよね。



友達はみんな美咲ちゃんの味方だから、



あたしはまた、ひとりぼっちになっちゃったの。



どうしてそんな噂が立ったのか知らないけど、



あたしは学校で淫乱女だって広まって、



学校に行けなくなってしまった。



せっかく普通の学校生活が送れると思ったのに。



どうしてこんなことになってしまったの?



「うああぁ…っ!」



あたしは志桜さんのシャツを濡らすくらい、



声を上げながら泣いた。



いっぱい泣いたら眠くなって、



あたしは彼の腕の中で眠った。



そうしたら、また夢を見た。



たくさんの、男の手が伸びてきて、



いっぱい触られているの。



「ン、あ…っ」



カラダが…



ビク、ビク、って…



いっぱい反応する。



「あっ…ヤ、あ…ダメ…イ…っ」



イっちゃううっ!



「優依!」



ハッと目が覚めたらベッドの中で、となりに志桜さんがいた。



彼はあたしのとなりで横になって、あたしを抱きしめてくれている。



「あ…志桜さん…ごめんなさい」



「どうして謝るの?」



「うっ…えっと…」



「怖い夢見た?」



志桜さんはあたしの頭を撫でて、



あたしの頬を撫でて、



それからあたしの唇も撫でる。



「あっ…」



ダメ、今そんなことされたら、



あたし…!






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