
※私はドMじゃありません!
第6章 round6.縛りプレイ
ホテルのお風呂上がり、まったりしていた私たち。
そこで“ソレ”を見つけ、良いことを思いついた。
「ねえ、今から手縛るから、5分以内に脱出できなかったらそっちの負けね」
「えー、なにそれ」
めんどくさそうな彼が素直に手を出してきて、それが始まった。
「あずーはやくしてー」
その帯はゴム製で、伸び縮みしやすく、とてつもなく不器用な私はなかなかうまく結ばなかった。
とりあえずぐるぐる巻きにして、何重にも縛ってみる。
「よし、ゆうくん、いいよ」
「はい」
ぱつん
彼が手に力を入れて、一瞬でゴムの隙間ができる。
そしてそのまま手をするり。
結び目は解かれることなく役目を終えた。
「ええ〜〜…!」
「じゃあ次俺のば「まって!!!!」
私はどんなしょうもないことに対しても、負けず嫌いである。
「やっぱり後ろ手にして!うつ伏せで寝て!」
「えーーー…」
先ほどは、前でくくっていたので、彼もやりやすかったのでは?と考え、彼の体勢を変えて再挑戦だ。
