
※私はドMじゃありません!
第5章 round5. 耳責めあいっこ
「んっ…ん、」
耳をくすぐられながら、口内まで犯されて、でも抵抗は許されない。
ビクビクとして、彼の耳をいじることをついつい忘れそうになる。
「あずほんとにかわいい」
「ん、…っ」
目を逸らすことも許されなくて、彼の瞳に恥ずかしい顔をしているわたしが映る。
彼に見られながら、耳を真っ赤にして喘いでいる。
こんなとこ、感じるために備わっているわけじゃないのに。やらしいところをいじられるときより、反応することを恥ずかしく思う。
そしてその羞恥心が、また私を駆り立てるのだ。
「も、もうだめ」
「んー?」
「ぁっ、ぅん…」
正直、もうすっかりえっちな気分になってしまって、しょうがない。
脚をもじもじさせてしまい、たまに彼に当たる。
身体の全ての反応が、彼にはバレている。
「ふふ、あず、
…続きはお風呂入ったあとね?」
「なっ…」
“そんな焦らないの”と笑われて、
(焦ってないし!!!)
顔を真っ赤にして、彼に手を引かれながらお風呂場にいくのであった。
