
※私はドMじゃありません!
第4章 round4.エクスタシー×カウント
「ふっ…あ、」
「いわないの?」
ああ、甘い蜜の味を知ってしまった、私は哀れな獲物。
彼の鋭い眼光に捕らえられて、もう逃げられない。
「あっあぅ………あっんんん」
また、2度目の波がくる。
「言わないとやめないよ」
「やン…っ、あっ、い……………ん、ぃち……っ」
「ははは、かわいい」
なんて恥ずかしいんだろう。
このまま意識が飛んで、バカになれたらいいのに。
自分のイった数を彼に報告するなんて、そんな。
(でも、心から嫌じゃないのは、なんで?)
「あっも、また…っ」
「はい2回目。ほら自分で数えて?」
「んんぁっっ………はっ、に、にかい…っ」
顔を隠そうとした手首を布団に押し付けられ、私を守るモノがゼロになる。
私は今、どれだけはしたない表情をしているんだろう。
考えただけで、逃げ出したくなる。
でも、
「こら、腰そらさないの。」
「あっあっ、あぁっ」
「逃がさないよ」
ほんとになんでも、お見通しだ。
口では嫌がっていても、気持ち良くてたまらないことも、
いじめられるたびに中の締まりがよくなることも、
意地悪な彼も大好きなことも。
