※私はドMじゃありません!
第2章 round2. ロータープレイ(内)
また、私に大きな快感の波が押し寄せていることを察して、彼が言う。
「や、はずかし、むり」
「だめ、言って。」
ブイイン
ローターの振動が強くなる。
もう、きちゃう。
「だめっ」
「言って。あず」
「はあぅ…っや…はずかしい」
「言えって。」
「ンッ…!」
彼に少し強く言われるだけで、私の脳は麻痺してしまう。
とろとろになってなにも考えられなくなっている頭が、それでも羞恥心だけは解放してくれなくて困る。
素直になれたら、心からバカになれたら楽なのに。
恥ずかしくて、たまらない。
「あずさ。」
「いっ………」
「うん」
「イっても、いい、ですか…ん」
バイブの音にも負けそうなほど、情けないほどの小声でいった。
すると、ふっと鼻で笑う声が後ろから聞こえて、
「だめ。」
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