テキストサイズ

銀河巡礼

第3章 三の月




春の嵐が白木蓮の花を散らす


抗うすべなく

風のままに震える花びら

枝を離れるその刹那

なんの想いを抱くのだろう…



落ちゆくひとひらに手を伸ばせば

足元をさらう風が無情を唄う






(了)



ストーリーメニュー

TOPTOPへ