
君と僕の世界(嵐)
第2章 お忍びハワイ旅行
余計なことをいうな!と翔ちゃんを叩きつつもなんだか小さな幸せを感じた。この3人がこんなにも暖かいから俺たちはここまでやってこれたんだ。
3人がいなければあっという間に俺たちの関係は世間に広まっていたかもしれない。
なんだかんだ言って3人には頭が上がらないほど感謝している。
この5人でよかったな、
でもそんなこといったらきっと調子に乗るだろう。
だから、今はまだおわずけだ。
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潤「あー食った。美味かった」
智「やっぱハワイいいわ〜。」
俺たちが店を出る頃には情緒溢れる南国の夜を迎えていた。東京の夜とはまた違うキラキラと光る個性的な街並みに、空を見上げると満点の星空。
雅紀「ハワイは俺たちの思い出の場所だから度々来てるけど…いつ来てもここは飽きないね」
智「そうだね。それにいつもはもっとこう…仕事!コンサート!って感じで来てたじゃん?だから…こういう機会でみんなとのんびり過ごせるのは感謝だよね」
翔「うん、マジでっかい感謝」
潤「でた〜」
ふと時刻を見ると20時を回っていた。まだ早い時間だが人影は徐々に少なくなっている。ハワイの夜は静かで誰も俺たちに気づく気配がない。気を遣わなくていいから心地がいい。
雅紀「あれ〜またゲームしてるにの」
和也「違う違う、ログボ回収」
雅紀「ろぐぼかいしゅう?」
翔「大丈夫、旅行中はゲームしないって約束したもんね?」
和也「…がんばる…」
翔「ははっ。まあ移動中とか皆でなにかしてる時以外は全然していいよ」
とは言っても俺は1日11時間ゲームをする男だ。ハワイ旅行中は少し辛いものがある。だから許された時間内にどれだけのことが出来るか。それが俺に与えられた試練なのだ!
潤「そだ、そこで酒買ってホテル戻ろうか。」
雅紀「お〜。そうしようか!」
翔「かず、着いたよ。ゲームしまって」
和也「ん」
日本で言うコンビニくらいの大きさの小さなスーパー。そこには大きく日本語で 酒 と書いてあるネオンパネルが光っていた。日本人向けのお店なんだろう
潤「あ、2人は先にホテル戻っててくれない?鍵とか受け取るの時間かかりそうだからお願いしたいんだけど」
ドアの前まで来たところで潤くんは俺と翔ちゃんを交互に見ながらそう言った。
