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君と僕の世界(嵐)

第2章 お忍びハワイ旅行


和也「ねえ〜?」

…つまんねえ。
もっと興奮して乱れてくれると思ったのに。
3人に恥ずかしいところを見せてやりたかった。

と、その時
テレビの映像が翔ちゃんのシーンに切り替わる。
俺が撮った、翔ちゃんの あーん だ。

和也「あ、翔お兄ちゃんいた〜」

俺はわざとらしくテレビの方へ身体を向けた。
3人はそれをニヤニヤと楽しそうに茶化してくる。

雅紀「翔くんテレビの中に入っちゃったね〜ニノちゃん」

潤「はやく帰ってこないかな〜?」

大の大人がハワイでなにをしてるんだか。こんな姿、俺たちをよく知るファンの子たちだって想像できないだろう。…できたら困る

和也「翔お兄ちゃん〜はやくでてきてよ〜」

雅紀「翔くんが帰ってきたらなにしてあげるの?」

和也「ん〜?…ちゅーしてあげるの♡」

あ、今翔ちゃんの肩がびくってなった。
…ふふ、あと一押し。あと一押しで翔ちゃんは「かず〜!世界一可愛いよ〜!」なんて言って俺にキスをせがんでくる。そこで俺はそれを断固拒否。ノリを本気にするなって殴る。最近みんなの前でもお構い無しに甘えてくる翔ちゃんにはそれこそ少しお仕置きが必要なのだ。恥をかかせてやろう。

智「き…っキス…」

潤「最高。それは早く戻ってこなきゃね、翔くん。」

和也「翔お兄ちゃん〜ちゅ〜したいよ〜お兄ちゃん〜」

翔「…。」

自分でこんなことさせといて無反応とはどういうつもりなのか。ここまでくると腹ただしい。
俺はわざと翔ちゃんの耳元で可愛い声を出してみることにした。

和也「お兄ちゃん〜テレビの世界から戻ってきてよ〜かずちゃん泣いちゃうよ〜」

翔「…。」

和也「翔お兄ちゃん〜ちゅ〜してよ〜ちゅ〜!」

翔「…ねえ」

よし!やっと反応した…!
あとは興奮スイッチが入って
いつも通り俺にメロメロな翔ちゃんを…


って…


和也「……あれ?」



なんで俺…




押し倒されてんの…?



翔「…かず、」



えっと…


これは…



翔「そんなにキスして欲しいんなら、本気のキス、してあげるけど」


和也「……は…い…?」


変なスイッチ…入っちゃってない…?

潤「ねえなに!何始まったんだよ!」

雅紀「待って!翔くん!俺たちいるよ!わかってる!?」

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