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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第12章 “丞洪寺”と“古浄流神社”


その頃――――車で待機の高田と煌太は…


「あ――――…高田さん、うまい棒食べます?」


「ん?さっきしょっぱいの食べたから…甘いの欲しいかも…アポロンチョコ食べようかな」


呑気に車で、駄菓子屋で買ってきた駄菓子を何個か食べていた。


「それにしても――――あの二人遅いですねぇ~」


「遅いって事は情報を沢山ゲットしてるって事だよ――――、大丈夫、大丈夫!」


高田は“大丈夫”と言うと、アポロンチョコを口に入れた。


「そう言えば、さっき何で鳥居をくぐろうとしなかったんですか?」


煌太は先ほど動こうとしなかった高田の行動に少しだが疑問があった。


「あ~…なんかね?行くなって――――…後ろに引っ張られているような…感じがしたんだぁ…」


そう言うと、高田は自分の服を必死に引っ張る“カムイ”を思い描いた。


「もしかして、“カムイ”が行かせないようにしてたのかな?って…そう言う、煌太君だって――――…頭の上が騒がしかったんじゃないの?」


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