
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第5章 足跡と臆病な助手
「よっ、待ったか?――――って、だいぶ疲れてるなぁ…」
しばらくしてペガサスが二人のいたファミレスに来た。
そして、二人のグッタリした様子を見てケラケラと笑い出す。
「女の恨み辛みは…男には毒だよな?それに、よく食う女を三人もお疲れさん!」
すでに綺麗に片付けられたテーブルでは、女子会が行われたなんて分からないはずだがペガサスは目線をチラッと外し首肯く。
「ペガサスさん…何か見えるっすか?」
その目線を外す行為に白馬は「それ、気になるっす!」と、外した視線のところを見る。
「悪い、悪い――――ヤバいのは無視に限るけど、そうじゃないのは情報をくれる場合もあるからついつい見ちゃうんだよ」
「…情報を…くれる?」
「そ、まぁ――――気にすんな!」
気にするなと言われると…人と言うものは気になるもんで煌太と白馬は互いの肩越しを見た。
