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CHOCO❤︎LAVE

第4章 救援



聖輝「ふぅ…たくさん買っちゃったなぁ…」


お店に入るといいなって思うものばかりで…


気づいたらあれもこれも買っていた。


聖輝「まずいなぁ…今月はちょっと節約しないと…」


でも、まさか渋谷で洋服が買える日が来るなんて…


感激だなぁ…


聖輝「ふぅ…帰る前にちょっと近くのカフェで休憩しようかな…」


「すみません、ちょっといいですか?」


聖輝「えっ?」


僕は突然白い服を着た女性に声をかけられた。


女性「あの、実はちょっとしたアンケートに答えて頂きたいと思いまして…今お時間よろしいでしょうか?」


聖輝「アンケートですか?」


まぁ、別に急ぎの用事もないし…いっか。


聖輝「はい、大丈夫ですよ。」


女性「ありがとうございます!では単刀直入にお聞きしますが…今幸せですか?」


聖輝「えっ?」


幸せ?


何でそんなこと聞くんだろう…


聖輝「まっまぁ…はい、幸せです。」


女性「本当にそう思ってますか?」


聖輝「えっ?」


女性「今、質問されたあと間がありましたよね?という事は今本当に幸せか分からないんじゃないんですか?」


聖輝「いや、それは…」


女性「もしかして過去に辛い経験をされたんじゃないんですか?」


聖輝「辛い経験…」


その時、僕はあの時のことを思い出した。


確かにあれは人生の中で一番辛かった…


女性「やっぱり辛い過去をお持ちなのですね…」


聖輝「…はい…」


女性「そんなあなたにこそ聞いてほしいものがあるんです。」


聖輝「えっ?」


そういうと、女性はカバンの中から1冊のパンフレットを取り出した。

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