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ふぃくしょんエッチ

第4章 愛神さま!!


じっと見つめ合う形になる。


まるで時が止まったかのように。
すべてが静止した中で
私と彼だけが生きているようで。

そして彼はフッと笑った。

彼の口が微かに動く。
気のせいだったのかもしれない。

だけど。


「あ、お、い」


そう言った気がした。


そして、私は確信した。


“彼”だと。


彼だ…彼に違いない。

叶えてくれたんだ…私の願いを。

会いに来てくれたんだ…




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