
ふぃくしょんエッチ
第4章 愛神さま!!
『あんたみたいな若造が
願いを叶えるとか……
百年早いわぁ!!』
葵は勝ち誇ったように
ふふんと鼻を鳴らす。
高校生だからって舐めないでよね!
だけど、相手の反応は思ったよりも薄く
て言うか、バカにしたような顔で
私を見つめていた。
私が期待してたのは
もっと、こう!!
うろたえてあせる姿であって……
これじゃ何だか私が変人みたいじゃん!!
「はぁーお前まだ信じてないんだ?」
『は、はぁ?信じるわけないじゃん…』
「んじゃあ、1つ教えといてやるよ」
そう言うとすっくと立ち
私との距離を狭めてくる。
意外と背の高い男に近寄られ
自然に後ずさっていく私。
