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ふぃくしょんエッチ

第3章 トウメイニンゲン


ドサッ…


女は倒れた。


『ふん………』


小さく息をする女の側に立ち
見下げる。


『止めをさしてやるよ』


その言葉にピクリとも反応しない。


弱々しく息をしているだけなのに…
瞳だけは強い眼差しをしていた。

覚悟はもう出来ていたかのように…。


ちッ…面白くない。

『まぁ…もういい。
一思いに殺してやるよ…』


ナイフの先端を首に狙いを定める。



そして、振りかざした時だった。



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