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ふぃくしょんエッチ

第3章 トウメイニンゲン

『んー…どっかにないかな…
あーあったあった』


マリアのバッグから取り出したのは
ハンカチーフ。


広げて折り畳むとマリアの口の中に
突っ込んだ。


『うるさいからな。
ちょっと黙ってて』


震えているが抵抗はしないマリア。

腕を切られた衝撃が大きいのだろう。


『お前…リチャード・ブルックス
だったか?
よく見とけ、今から
俺と同じ苦しみを与えてやるからよ』


奴が経験した苦しみ。


それは、あまりにも残酷で
悲惨なものであった。





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