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ふぃくしょんエッチ

第3章 トウメイニンゲン

なら、人の命を奪い殺してもいいのか?


『お前は間違っている…
それは、お前にとっての自己満足にしか
過ぎないんだよッ!!
人の命を踏みにじって登りつめたって
その先にあるのは…
殺された憎しみと悲しみだけだ。
希望の溢れる未来なんてない』


心から溢れてきた言葉。
死んでいった幾千の魂が
俺によびかけたようだった。


だけど。


「…………ははは!
ははははは!!!」


俺の言葉を嘲るかのように笑い出す。


「ふふ…はは…
違う。お前は間違っているよ。
俺は、世間の未来なんてどうだっていい。
明るい未来を拝むのは成功した
この私だけだよ!」


プチン…


何かが、切れる


音がした。




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