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どすけべカメラマンに犯されています!

第12章 きもちいこと、したいです。

「そうだよ、あの人と仕事がしたかった。そのチャンスをぶっ潰しやがって」

「はーおめぇ、完璧に八つ当たりじゃねぇかよ。オレ何かしちゃったかなーってちょっと考えてたけど、損したわ」

もうくだらないことはしないだろうと思い、女の腕を離す。

「良かったぞ、お前の写真」

「……は?」

「は?はねぇだろ。褒めてんだよ。あのアングルであえて撮った所とか、センスあると思った。地道に頑張ればリリーと仕事するチャンスもあんじゃね?」

すっとぼけた顔をしている男に自分の名刺を渡す。
一日で何人もに名刺を渡すことになるとは思わなかった。

「ヒカリにオイタをしようとしたのは許さねぇ。でもそれとこれは別だ」

「お前正気か?」

「失礼な奴だな。あんま間抜けなツラさらしてると鼻フックすんぞ」

お前と出会えたことに感謝しちまうくらいになれ。じゃなかったら今回やったことネットで拡散するからな。

いい笑顔で色々撮っていたカメラを取り上げ、懐にしまい全員部屋の外に追い出した後に、もう限界だとばかりにベットに倒れ込んだ。

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