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どすけべカメラマンに犯されています!

第5章 紹介しよう、オレの恋人だ

「よいせっと」

「?!」

そして何故か、僕の上に跨る。

状況が理解出来なさすぎてぽかんとしていると、くいっと僕の顎を持ち上げてキスを落とされた。

「っ……!」

「はい、いただき。紫乃のオーダーは“愛される男の娘”。オレだけが引き出せる最高のヒカリをおさめろとのことだ。……本当はこんな顔、誰にも見せたくないけどな」

ふざけているようにしか見えないが、仕事となるとパッとスイッチを切り替えるのが由奈だ。

僕も本気で向き合わないと。

「あ、後、紫乃のブログにヒカリの事載せてくれるらしい。あいつはこの道のプロだ。私のことも存分に利用すればいいのよ、とさ」

「至れり尽くせりですね……僕はこんなにも甘えてしまって良いのでしょうか……」

僕の目指す道のプロに、カメラのプロ。
恵まれすぎている自分の環境が、却って不安材料に感じていた。

「言っただろ?お前自身の運と実力だって。オレはお前の言うことを何でも聞く犬だとでも思えばいい。……でも、今日だけはヒカリの恋人だから」

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