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どすけべカメラマンに犯されています!

第5章 紹介しよう、オレの恋人だ

「うげ、まじかよ……」

テナント名はパープルズコレクション。
その時点で気付くべきだったかもしれない。

「…………ぇ?……あんたなんで居るのよ……」

振り返った紫乃先生は、顔を歪めながら呟いた。
まるで疫病神を見るような目つき。

そのまま視線をスライドさせて、今度は僕を見る。

「ねぇ、もしかして西園寺さん?いや絶対西園寺さんよ、その美貌で西園寺さん以外あり得ないわ」

そして一瞬にして僕だとバレてしまう。

まずい。
とてもまずい。

……今の僕は、女性としてここにいるんだから。

でもこうなってしまうと誤魔化しようも無い。

「よく分かったな。紹介しよう、オレの恋人だ」

この状況をどう伝えるのが最善か、頭を悩ませていたのに。
のに、この人は……さらにややこしくなりそうなことを言い出す。
ある意味さすがだ。

「ぇ…………?ついに麗しの西園寺 ヒカリがこいつの毒牙にかかってしまったの……?!」

「何がついに、だよ。少し嬉しそうな顔してんじゃねぇよ」

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