
take a breather
第18章 君への想い
「智…」
「ん?」
「こうしていたいのは山々なんだけど
そろそろバスに戻らないと」
「あっ…そうだよね
もうすぐ集合時間だよね」
ツアコンの翔くんが最初にバスに戻らないと…
「僕、風ちゃん探してから戻るから先に戻ってて」
翔くんから離れ
歩き出そうとする僕の腕を翔くんが掴んだ
「風磨なら大丈夫。もうバスに戻ってるよ」
「え?なんで知ってるの?」
「ん?俺がそう指示出したから」
「…は?指示?」
いつの間に?
というか、すっかり忘れたけど
なんで翔くんはあそこに居たんだろ?
「詳しいことは後で話すな?
とにかく今はバスに戻ろう」
「うん…」
疑問を残したままバスに戻ると
翔くんの言う通り
風ちゃんはもうバスに乗っていた
翔くんはバスの前でお客さまのお迎え
「おかえりなさい」
僕ひとりバスに入って行くと
風ちゃんは笑顔で僕を迎えてくれる
「ただいま…」
アウターを脱いで座席に座った
「おめでとうございます
よかったですね?無事成功して」
「ありがとう…全部風ちゃんのおかげだよ」
「んー『そうですね』って言いたい所なんですけど
全部じゃなくて半分くらいかな?」
「どういうこと?」
「このツアーは大野さんの恋が実るように
優秀なツアコンとその弟子が組んだツアーって事です」
「は?」
「さぁて、今日は何をご馳走になろうかな?
櫻井さんに」
風ちゃんがニコッと意味ありげに笑った
「ん?」
「こうしていたいのは山々なんだけど
そろそろバスに戻らないと」
「あっ…そうだよね
もうすぐ集合時間だよね」
ツアコンの翔くんが最初にバスに戻らないと…
「僕、風ちゃん探してから戻るから先に戻ってて」
翔くんから離れ
歩き出そうとする僕の腕を翔くんが掴んだ
「風磨なら大丈夫。もうバスに戻ってるよ」
「え?なんで知ってるの?」
「ん?俺がそう指示出したから」
「…は?指示?」
いつの間に?
というか、すっかり忘れたけど
なんで翔くんはあそこに居たんだろ?
「詳しいことは後で話すな?
とにかく今はバスに戻ろう」
「うん…」
疑問を残したままバスに戻ると
翔くんの言う通り
風ちゃんはもうバスに乗っていた
翔くんはバスの前でお客さまのお迎え
「おかえりなさい」
僕ひとりバスに入って行くと
風ちゃんは笑顔で僕を迎えてくれる
「ただいま…」
アウターを脱いで座席に座った
「おめでとうございます
よかったですね?無事成功して」
「ありがとう…全部風ちゃんのおかげだよ」
「んー『そうですね』って言いたい所なんですけど
全部じゃなくて半分くらいかな?」
「どういうこと?」
「このツアーは大野さんの恋が実るように
優秀なツアコンとその弟子が組んだツアーって事です」
「は?」
「さぁて、今日は何をご馳走になろうかな?
櫻井さんに」
風ちゃんがニコッと意味ありげに笑った
