
take a breather
第12章 Step and Go
それからと言うもの
ショウとは週一くらいで会うようになり
アニメの懐かしトークから始まったふたりの会話も
今では趣味嗜好にまで発展した
「へぇ…智、魚好きなの」
「おぅ、釣るのも食うのも好きだな」
「釣りもやるの?」
「やるよ。仕掛けの針も自分で作る」
「手先器用そうだもんね」
「そんなのわかるのか?」
「なんとなくだけど…
指が長くて細くて綺麗だし
動きもしなやかだから」
「ショウだってあれだけのピアノが弾けるんだから器用だろ?」
「俺は全然ダメ…
ピアノくらいだね、指が動いてくれるのは」
「そう言われると俺もピアノはダメだな…
手先の器用さとピアノは関係ないってことか」
「多分ね」
こんな話をしながらお互いの事を少しずつ知っていった
初めての出会いがあんな出会いじゃなければ
俺たちはきっと親友になってた…
そう思えるくらいショウと過ごす時間は楽しい
ショウの話す話はタメになる話が多いし
話し方も上手いからわかりやすい
それに俺の話す事を興味深く聞き
口下手な俺の言いたい事も理解してくれるから変な気を遣わずに話せる
「そうだ、来週のライブ どこで待ち合わせる?」
「あ!もう来週かぁ…」
音楽の話をした時にお互い好きなアーティストが同じで
『今度ライブがある』とショウが教えてくれた
ダメ元で『一緒に行こう』と誘ったら意外とあっさりと『オッケー』を貰えたんだ
「どこかで軽くメシ食ってから行かね?」
「いいけど、多分会場近くの店は混むよ」
「そうだな じゃあ駅で待ち合わせして
駅周辺で探すか…」
「わかった、で?時間は?」
「7時開演だから5時でどう?」
「オッケー。楽しみだね」
「だな」
楽しみなのはライブなんだろうけど
それでもいいや…
ショウが楽しんでくれるなら
マサキから聞いた情報によると
俺と関係を持った以降はそういった行為は止めたらしい
マサキが理由を聞いたら
『面倒くさい奴に会ったから』って苦笑いで答えたそう
それって多分俺の事だよな
どんな理由でもいいさ
ショウが心の無い体だけの関係を持つ事を止めてくれたんだから
ショウとは週一くらいで会うようになり
アニメの懐かしトークから始まったふたりの会話も
今では趣味嗜好にまで発展した
「へぇ…智、魚好きなの」
「おぅ、釣るのも食うのも好きだな」
「釣りもやるの?」
「やるよ。仕掛けの針も自分で作る」
「手先器用そうだもんね」
「そんなのわかるのか?」
「なんとなくだけど…
指が長くて細くて綺麗だし
動きもしなやかだから」
「ショウだってあれだけのピアノが弾けるんだから器用だろ?」
「俺は全然ダメ…
ピアノくらいだね、指が動いてくれるのは」
「そう言われると俺もピアノはダメだな…
手先の器用さとピアノは関係ないってことか」
「多分ね」
こんな話をしながらお互いの事を少しずつ知っていった
初めての出会いがあんな出会いじゃなければ
俺たちはきっと親友になってた…
そう思えるくらいショウと過ごす時間は楽しい
ショウの話す話はタメになる話が多いし
話し方も上手いからわかりやすい
それに俺の話す事を興味深く聞き
口下手な俺の言いたい事も理解してくれるから変な気を遣わずに話せる
「そうだ、来週のライブ どこで待ち合わせる?」
「あ!もう来週かぁ…」
音楽の話をした時にお互い好きなアーティストが同じで
『今度ライブがある』とショウが教えてくれた
ダメ元で『一緒に行こう』と誘ったら意外とあっさりと『オッケー』を貰えたんだ
「どこかで軽くメシ食ってから行かね?」
「いいけど、多分会場近くの店は混むよ」
「そうだな じゃあ駅で待ち合わせして
駅周辺で探すか…」
「わかった、で?時間は?」
「7時開演だから5時でどう?」
「オッケー。楽しみだね」
「だな」
楽しみなのはライブなんだろうけど
それでもいいや…
ショウが楽しんでくれるなら
マサキから聞いた情報によると
俺と関係を持った以降はそういった行為は止めたらしい
マサキが理由を聞いたら
『面倒くさい奴に会ったから』って苦笑いで答えたそう
それって多分俺の事だよな
どんな理由でもいいさ
ショウが心の無い体だけの関係を持つ事を止めてくれたんだから
