
take a breather
第27章 Turning Up
ニノが、長距離移動は面倒だからと新幹線のチケットを用意していた
翔くんと一緒なら電車でゆっくり旅するのも良かったかも
隣に座る翔くんに気になってる事を聞いてみた
「翔くん、今日大学は?」
「サボっちゃいました」
「えっ!大丈夫なの⁈
もしかして、ニノに強引に頼まれた?」
「いいえ。和さんは店で潤さんに旅行に誘われて、最初は断ったんです
智さんと約束してるから、って
でも、和さんがとても残念そうにしてて
『もし良ければ、智さんの旅行は俺が代わります』って、俺から言いました」
「翔くんから?」
「はい。元々は、別の人と行く予定の旅行だったんでしょ?
だから、和さんじゃなくてもいいのかな、って思って…
さっき智さんに確認した時、俺じゃダメって言われたらどうしようと、ドキドキしました」
「全然ダメじゃない
寧ろ翔くんで良かったよ?
今日行く場所は紅葉が綺麗な所なんだけど
ニノは興味がないんだよね
僕が無理矢理付き合わせちゃったの
でも、翔くんは紅葉が綺麗って言ってたから、楽しんで貰えるでしょ?」
「えぇ。こんなに早く紅葉狩りが実現するとは思ってなかった
凄く楽しみです」
ニコッと笑った顔が、本当に楽しみにしてくれてる表情だったから安心と同時に、ドキドキした
だって、翔くん自ら僕とのふたり旅を望んでくれたんだもん
翔くんと一緒なら電車でゆっくり旅するのも良かったかも
隣に座る翔くんに気になってる事を聞いてみた
「翔くん、今日大学は?」
「サボっちゃいました」
「えっ!大丈夫なの⁈
もしかして、ニノに強引に頼まれた?」
「いいえ。和さんは店で潤さんに旅行に誘われて、最初は断ったんです
智さんと約束してるから、って
でも、和さんがとても残念そうにしてて
『もし良ければ、智さんの旅行は俺が代わります』って、俺から言いました」
「翔くんから?」
「はい。元々は、別の人と行く予定の旅行だったんでしょ?
だから、和さんじゃなくてもいいのかな、って思って…
さっき智さんに確認した時、俺じゃダメって言われたらどうしようと、ドキドキしました」
「全然ダメじゃない
寧ろ翔くんで良かったよ?
今日行く場所は紅葉が綺麗な所なんだけど
ニノは興味がないんだよね
僕が無理矢理付き合わせちゃったの
でも、翔くんは紅葉が綺麗って言ってたから、楽しんで貰えるでしょ?」
「えぇ。こんなに早く紅葉狩りが実現するとは思ってなかった
凄く楽しみです」
ニコッと笑った顔が、本当に楽しみにしてくれてる表情だったから安心と同時に、ドキドキした
だって、翔くん自ら僕とのふたり旅を望んでくれたんだもん
