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浴室に入ると、洗い場で体を洗っていたのはニノだけ
他のふたりは既に湯舟に浸かってた

一度入ってるから、体洗う必要ないもんな

湯舟は10人くらいが余裕で入れる広さ
これなら泳げなくもないか…

ニノの隣に座り、頭と体を洗う

「ニノちゃ〜ん、体洗ってあげよっか？」

背後から相葉さんの楽しそうな声

「いえ。遠慮させていただきます」

キッパリと答えるニノ

「え〜、ざんね〜ん」

本気で残念がってるな…

「まったく、お前は…」

呆れたような櫻井さんの呟きが聞こえる

頭を洗っているとニノが立ち上がる気配がした

「あっ！来た来たニノちゃんっ、待ってたよ〜」

「だからっ泳ぐなって！雅紀！」

「俺、入るのやめようかなぁ」

本当に泳いだんだ…相葉さん…

「ごめんニノちゃん！もう泳がないから入ってよぉ」

「だってさ。入ってやれよ、二宮」

「もう絶対泳がないでくださいよ？」

「わかってるってば〜
やったぁ、ニノちゃんとお風呂〜」

「あーもぉ！そんなにくっつかないでください！」

「だってニノちゃんの肌、超白くて綺麗なんだもん」

「櫻井さんだって、同じでしょ？
きめ細かくて、色も白い」

何を言ってんだ！ニノ！そんなこと言ったら…

「翔ちゃんもスベスベだね〜
でも、ニノちゃんの方が白くてプニプニして気持ちいい〜」

やっぱりそうなるじゃねぇか！
もお！ニノのせいで、櫻井さんまで被害に…

「やめろっ雅紀！擽ったい！」

「やめてください！相葉さん！」

「ふふっ…いいじゃんいいじゃん！
両手にハダ〜、なんつって」

「今すぐにやめないと出ますよ？」

冷ややかなニノの声

「はい！やめます！ごめんなさい」

よかった…相葉さんの暴走が止まったようだ

俺も急いでシャンプーを洗い流し、湯舟に向かった