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「智も終わったの？」

ニノはとっくに課題を終わらせて、相葉さんと話をしていたようだ

「ん、終わった」

「じゃあ、風呂行く？」

時刻は9時半…

風呂は共同で、就寝時刻の11時までに各自自由に入浴出来る

櫻井さんは済ませたみたいだけど、飯当番の俺たちはまだ入れていない

「よしっ、行くか」

「えー！ニノちゃんお風呂行っちゃうの〜？寂しいよぉ」

相葉さんがゴネ始めた

「そう言われても、俺たちだって風呂入りたいし
相葉さんはもう入って来たんでしょ？」

「うん…メシ前にシャワーだけして来た」

「じゃあ仕方ないですね」

置いてきぼりをくらうワンコみたいな目でニノを見ている
ほっとくと『クゥ〜ン』って鳴くんじゃないか？

「あっ、そっか！俺もまた入れば良いんじゃん」

「は？一度入ったのに？また行くんですか？」

「うんっ。さっきはシャワーだけだったから
今度はニノちゃんとゆっくり湯舟に浸かる〜」

名案が浮かんだとばかりに、キラキラと目を輝かせる相葉さん
どんだけニノの事、お気に入りなんだよ…

「翔ちゃんも行こうよ
ひとりで部屋に居ても暇でしょ？」

いそいそと準備を始める相葉さん

「えっ、あ…う、ん…」

櫻井さんは少し躊躇い気味？

そりゃそうだよな…
一度入ってるのに、また行くなんて面倒くさい
俺なら断るだろうな

「櫻井さん、無理に付き合うことはないですよ？
相葉さんが勝手なこと言ってるだけなんで」

ニノが気を遣い声を掛けると櫻井さんは首を横に振った

「ううん…俺も行くよ
ひとりで居てもやることないし」

「そうですか？ならいいんですけど
じゃあ、行きましょうか」

「うん」

櫻井さんと風呂…

さっきの想像が現実になる…

大丈夫か？俺…